ハレプ逆転勝利、好調クビトバは16歳に完敗 BNPパリバOP
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【3月12日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2018)は11日、女子シングルス3回戦などが行われ、大会第1シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)は1-6、7-6(7-3)、6-2でワイルドカード(主催者推薦)のキャロライン・ドルハイド(Caroline Dolehide、米国)を下して4回戦に進出した。
ハレプは19歳のドルハイドから逆転勝利を収めたが、ペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)はこちらも10代の米国選手アマンダ・アニシモバ(Amanda Anisimova)に2-6、4-6で敗れ、連勝が14で途切れた。
2015年大会に続く優勝を目指すハレプは、「最終的には、私の脚が上回りましたし、ポイントを取りにいかなければいけない部分、ポイントを取れました。この勝利には本当に満足です」と語った。
ハレプはこれで今季の戦績を16勝1敗に伸ばしており、厳しい試合でも戦い続けられるのは自信のおかげだと明かした。
「私は諦めません。それが一番大事なことです。負けるかもしれないなんて考えません。この試合を何とか勝てたことは誇りに思います」
ハレプは、第14シードのクリスティーナ・ムラデノビッチ(Kristina Mladenovic、フランス)を1-6、2-6で退けた中国の王薔(Qiang Wang、ワン・チャン)との4回戦に臨むことが決まっている。
一方、キャリアでも最高のプレーぶりを披露していたクビトバだったが、今大会の女子最年少選手を相手にストレート負けを喫した。
2度のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)制覇を誇るクビトバは、2011年から12年にかけて記録した14連勝に並ぶ記録を残しており、今大会を前に2個のタイトルを手にしていた。
しかし、クビトバは4度のダブルフォールトを犯すと、アニスモバに5度のブレークを許した。
ワイルドカードとして大会のデビューを果たした16歳のアニシモバは、「はちゃめちゃな気分です。彼女は今まで戦ってきた中で一番強い選手で、こんな大きなコートで試合をしたのも初めてです」と、キャリア最大の勝利だったと語った。
アニシモバは次戦、第5シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)と対戦する。プリスコバは3回戦で、張帥(Shuai Zhang、中国)を7-5、5-7、6-3で退けている。
前日の雨により日程変更や順延となっていた2回戦では、昨年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2017)女王のスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens、米国)とアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)がそれぞれ3回戦に駒を進めた。
予定が変更された試合で第13シードのスティーブンズが6-1、7-5でビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)を下すと、第10シードのケルバーはエカテリーナ・マカロワ(Ekaterina Makarova、ロシア)との2日がかりとなった一戦を3-6、6-4、6-2で制している。(c)AFP