ハンブルガーの本拠地に脅迫の横断幕、クラブ史上初の2部降格が現実味に
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【3月12日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部、ハンブルガーSV(Hamburger SV)の本拠地フォルクスパルクシュタディオン(Volksparkstadion)に10日、十字架と脅迫する内容の横断幕が設置され、警察が現在捜査していることが明らかになった。チームは現在18チーム中17位に低迷しており、クラブ史上初の2部降格が現実味を増してきている。
スタジアムのフェンスには「お前らの時間は終わりだ。皆殺しにする」という横断幕が掲げられ、スタジアムの前には黒の十字架が立てられていた。脅迫は選手に向けたものだとみられている。ハンブルガーは同日、アウェーで王者バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に0-6で敗れており、本拠地に戻ったときにはすでに横断幕と十字架が設置されていた。
危機的な状況の中チームとファンの関係は悪化しており、脅迫めいた横断幕が本拠地に掲げられたのは今回が初めてではない。2月のバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)戦では試合前に「街中を追いかけ回して狩ってやる」という横断幕が掲げられ、3日のマインツ05(Mainz 05)戦では「守銭奴ども、何もしてくれなくてありがとう」と掲げられた。
ドイツメディアの報道によると、今回の件を受けてクラブは夜間のスタジアムの警備を3倍にしたという。(c)AFP