ドゥテルテ氏は「精神鑑定」が必要、国連人権高等弁務官が批判
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【3月9日 AFP】国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)のゼイド・ラアド・アル・フセイン(Zeid Ra'ad Al Hussein)国連人権高等弁務官は9日、国連(UN)の特別報告者たちに対して暴言交じりの痛烈非難に及んでいるフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領について、「精神鑑定」が必要という見方を示した。
ゼイド氏は、国連関係者らに対するフィリピン側の行為の一部を例に挙げた上、「フィリピン大統領は何らかの精神鑑定を受ける必要があると思わずにはいられない」と述べた。
ゼイド氏をはじめとする人権関係の国連当局者らは、ドゥテルテ大統領が取り組んで物議を醸している麻薬戦争にとりわけ大きな注意を向けている。
超法規的殺人に関する国連特別報告者のアニエス・カラマール(Agnes Callamard)氏は違法薬物の一掃が目的のこの運動を批判しており、ドゥテルテ氏から特に敵視されている。(c)AFP