火花を「食べて」悪霊払い、中国福建省で新年の儀式
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【3月9日 AFP】中国福建(Fujian)省の村々で今週、上半身裸の男たちがトランス状態で火花を浴び、悪霊を払い新年の幸運を願う儀式が行われた。
福建省の村々では、古来の慣習や地域の神々に関連した春節(旧正月、Lunar New Year)の儀式が毎年数多く行われる。
選ばれた男たちは地面に置かれた花火から噴き出す白い火花に身を乗り出し、集まった大勢の観衆に向けて小さな旗や扇を振った。中には10秒間、火花に身をさらす人もいた。男たちは口を開け、火花を「食べる」ふりをする。そのため、この儀式は「吃花」(花を食べる、の意)と呼ばれている。
福建省在住の陳国強(Chen Guoqiang)さんはAFPの取材に対し、「はじめて見たときはとても驚き、現実とは思えなかった。今は毎年見に来ている」と話した。(c)AFP