【3月10日 CNS】1950~60年代の中国でよく見られた「ワイヤレジ」が昨年復活を遂げて、懐かしいと話題になっている。最近、上海(Shanghai)のデパートはこのワイヤレジをバージョンアップさせ、公開した。

 従来は1本のワイヤを手動で動かしていたが、2本に増やし、電動式にした。この改良によって、レジカウンターから売り場までの配送距離を伸ばすことができ、伝票を連続で送れるようになった。

 レジカウンターから売り場までの配送距離は30メートルまで伸び、最短25秒で往復できるようになった。「ワイヤレジ」のサービス範囲は、これまでの100平方メートルから600平方メートルまで広がった。

 レジカウンターから一番遠い売り場にあるLサイズ婦人服売り場の店主は、「うちに来るお客様は太めの方が多いため、レジカウンターまで行って帰ってくるのも結構大変だった。今では1分で会計が済むようになり、お客様はもちろん、我々にとっても便利になった」と話した。

 デパートは売り場全体の4000平方メートルを網羅するために、さらなるバージョンアップを検討中だという。(c)CNS/JCM/AFPBB News