【3月7日 AFP】理論物理学者アルバート・アインシュタイン(Albert Einstein)が「相対性理論」について説明した手紙が6日、中東エルサレムで競売にかけられ、10万3700ドル(約1100万円)で落札された。

 手書きの書状は1928年、アインシュタインがベルリンからある数学者宛てに送ったもので、「相対性理論の第三段階(Third Stage of the Theory of Relativity)」の形式化について書かれている。落札者の名前は公表されていない。

 競売会社ウィナーズ(Winner's)によれば、手紙はアインシュタインが20世紀における科学的重大発見の一つを打ち出そうとしていた「科学者としての経歴の中で最も刺激的で熱を帯びていた時期」に書かれたものだという。

 この日の競売には他にもアインシュタインにゆかりのある書簡や写真などが出品され、計数千ドルで落札された。(c)AFP