ロナウドが再びゴール、レアルはPSG退け欧州CL8強
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【3月7日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)は6日、決勝トーナメント1回戦第2戦が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)はクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)とカゼミーロ(Casemiro)がゴールを決め、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)不在のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)に2-1で勝利し、2戦合計スコア5-2で準々決勝に進出した。
2月の第1戦でレアルでのチャンピオンズリーグ通算100得点を含む2得点の活躍をみせ、チームを3-1の勝利に導いていたロナウドは、この日の敵地パルク・デ・プランス(Parc des Princes)でも後半の早い時間帯に頭で先制点を奪った。
ロナウドのゴールで勝ち上がりが困難になったPSGは、さらにマルコ・ヴェッラッティ(Marco Verratti)が退場処分を受けると、エディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)が一時はこの試合を同点に持ち込むゴールを決めたものの、最後はカゼミーロに得点を許した。
ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は「試合開始直後から非常に良いプレーができ、高い位置からプレッシャーをかけられた。完璧な試合だった。ここで良いプレーをするのは簡単ではない」とコメントした。
レアルが40年以上ぶりとなる大会3連覇に一歩前進した一方、PSGはまたしても重い足を引きずりながら去る羽目になった。ネイマールが負傷離脱したこともあってか、逆転の可能性を感じさせるようなプレーを披露できず、あまりにもあっけなく大会から姿を消した。
昨季の決勝トーナメント1回戦で、FCバルセロナ(FC Barcelona)を相手に4-0で第1戦をものにしながら、第2戦を1-6で落とし、屈辱的な敗退を強いられたPSGは、今回は記憶に残る逆転劇を自分たちが披露できればと願っていた。しかし、世界最高額の男が手術した足のリハビリでブラジルへ戻っている状況の中、チームは好機を作ることもままならず、スタンドの一部のファンの愚かな行為だけが記憶に残る試合になった。
アドリエン・ラビオ(Adrien Rabiot)はbeINスポーツ(beIN Sports)に「第1戦の時点で勝負は決まっていた。こんな終わり方は望んでいなかったし、みんなすごく落胆している。前半は試合を支配できていたが、ゴールが取れなくて相手を慌てさせられず、10人になって終わった」と語った。
試合では、観客席の一方で大量の発煙筒がたびたびたかれ、短い時間だが試合が中断される事態にもなった。PSGは欧州サッカー連盟(UEFA)から何らかの処分を科される可能性がある。(c)AFP/Andy SCOTT