イラク政府、故フセイン大統領らの資産差し押さえ命じる
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【3月5日 AFP】(更新)イラク政府は5日、かつて同国を独裁し処刑されたサダム・フセイン(Saddam Hussein)元大統領の資産、および政権に仕えた高官ら4200人超の資産差し押さえを命じたと、公式声明で発表した。
元大統領が率いたバース(Baath)党の旧高官らの調査に当たる同国の政府機関は、差し押さえの対象者リストを作成。
元大統領を筆頭に、「子どもや孫、親族ら」も含まれているという。
2003年、米国の進攻後にフセイン政権が崩壊すると、元大統領やその側近らの財産は新たな指導陣や軍、民兵組織により没収された。今回の政府命令は、この資産差し押さえを公認する動きといえる。(c)AFP