【3月5日 AFP】18MLSは4日、開幕戦が行われ、初参戦を果たしたロサンゼルスFC(Los Angeles FCLAFC)が2シーズン前の王者シアトル・サウンダーズ(Seattle Sounders)に1-0で勝利した。

 米プロバスケットボール協会(NBA)のレジェンド、マジック・ジョンソン(Magic Johnson)氏や米コメディー俳優のウィル・フェレル(Will Ferrell)氏らのグループが所有するLAFCは、2016シーズンにMLSを制しただけでなく、昨季も準優勝を飾ったサウンダーズに対して見事なプレーを見せた。

 LAFCは前半11分、カルロス・ベラ(Carlos Vela)のパスを受けたディエゴ・ロッシ(Diego Rossi)が約20メートルの距離から冷静にシュートを蹴り込み、クラブ史上初得点を決めた。

 このゴールは、新規参入したクラブの中ではMLS最速得点で、2009年にサウンダーズが初の公式戦となったニューヨーク・レッドブルズ(New York Red Bulls)戦で決めた得点を33秒上回った。

 ジョンソン氏は「私のLAFCが、MLS初ゲームでシアトルに1-0で勝利し興奮している。パートナーのみんな、監督のボブ・ブラッドリー(Bob Bradley)、選手、ファンの方々におめでとう」とツイッター(Twitter)に投稿した。

 サウンダーズはその失点直後にヌフ・トロ(Nouhou Tolo)が同点弾を決めかけたが、元サウンダーズのGKタイラー・ミラー(Tyler Miller)が左に横っ飛びしてこれを防いだ。さらに終盤にミラーは、クリスティアン・ロルダン(Christian Roldan)のシュートも防ぐなど、元チームメートに対して好セーブを重ねた。

 ミラーの活躍もあり、ブラッドリー監督は指揮官復帰戦を白星で飾った。米国代表を指揮した経験もあるブラッドリー監督は、2016年にイングランド・プレミアリーグのスウォンジー・シティ(Swansea City)をわずか85日で解任されていたが、それ以来となる指揮をこの試合で執った。

 LAFCは本拠地が現在も工事中のため、4月29日までは本拠地での試合がない。今月31日にはロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)のホーム、スタブハブ・センター(StubHub Center)に乗り込み、新たな同都市勢によるダービーの歴史が幕を開ける。(c)AFP