【3月5日 AFP】韓国の文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-in)大統領の特使団が5日、北朝鮮の平壌に向けて出発した。非核化をめぐる米朝対話の実現に向け、北朝鮮の説得を目指す。

 特使団を率いる大統領府の鄭義溶(チョン・ウィヨン、Chung Eui-yong)国家安保室長は出発前に記者団に対し、「南北朝鮮間の対話だけでなく、米国を含む国際社会との対話を継続する方法を模索するため、突っ込んだ議論を行う計画だ」と述べた。

 鄭氏はさらに「朝鮮半島を非核化し、真の恒久的な平和をつくろうとする文大統領の確固たる決意を伝える」と話した。

 今回平壌に向かった政府高官は鄭氏を含め5人。韓国の閣僚級の特使が北朝鮮を訪問するのは、2007年12月に当時の国家情報院長が平壌に派遣されて以来となる。(c)AFP