シメオネ監督「メッシが自軍の選手なら勝っていた」、バルサが大一番制す
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【3月5日 AFP】17-18スペイン1部リーグは4日、第27節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はリオネル・メッシ(Lionel Messi)が直接FKで挙げた1点を守り切り、2位アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)との直接対決を1-0で制した。アトレティコのディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督は試合後、自分のチームにメッシがいれば勝てていたと悔しさをにじませた。
公式戦8連勝で敵地カンプ・ノウ(Camp Nou)に乗り込んだアトレティコだったが、バルセロナはまたしてもメッシが違いを作り出し、前半26分にカーブをかけた直接FKを決めた。このゴールが決勝点となり、残り11節で両チームの勝ち点差は8に広がっている。
メッシは壁の下を通したジローナ(Girona FC)戦、ゴール左上に決めたラス・パルマス(UD Las Palmas)に続き、3試合連続の直接FKでの得点となった。メッシはこのゴールでプロ通算600得点に到達。バルセロナで539得点、アルゼンチン代表で61得点を記録している。
シメオネ監督は「メッシのユニホームを脱がせ、アトレティコのユニホームを着せていたら、試合に1-0で勝っていたのはわれわれだった」とコメント。それを聞いたバルセロナのエルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)監督は「メッシは世界で唯一無二の選手だ。相手チームにいたらどうかは私にはわからないし、想像もしたくないよ」と答えた。
バルセロナにとって唯一の誤算は、アンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)が前半途中に負傷交代を余儀なくされたことだった。クラブは太もも裏の張りと発表しており、今後は欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)のチェルシー(Chelsea)戦までの10日間で復帰を目指す。
バルベルデ監督も「アンドレスはメッシと同じ比類ない選手で、代えがきかない。これからけがの程度を見ることになるが、重傷でないことを祈っている」と語った。(c)AFP/Tom ALLNUTT