【3月2日 AFP】インドネシアで、巨大なワニの体内から人の脚と腕が見つかった。ワニが男性1人を襲って殺したとみられている。警察が2日、発表した。

 事件が起きたのは同国のカリマンタン島(Kalimantan Island、別名:ボルネオ島、Borneo Island)。当局が川岸近くで体長6メートルのワニを射殺したが、その2日前には地元のパーム油農園で働く36歳の男性が行方不明になり、オートバイとサンダルだけが現場に残されていた。

 今月1日には、四肢のうち2本を失ったこの男性の遺体が、島を流れる川の別の場所で浮かんでいるのが見つかり、捜索は打ち切られていた。

 地元警察署長は、「ワニの胃の中から左腕と脚1本を発見した。犠牲者のものと考えている」と発表した。

 被害者の妻によると、男性は食用の貝を採りに行くと言って自宅を出たという。「夫がこんなひどい状況に陥るとは想像もしなかった」と話した。(c)AFP