米銃乱射事件の高校、2週間ぶり再開 トランプ氏は議会に規制強化要求
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【3月1日 AFP】銃乱射事件で生徒や教員ら17人が死亡した米南部フロリダ州パークランド(Parkland)の高校で2月28日、授業が2週間ぶりに再開された。一方ドナルド・トランプ(Donald Trump)は、共和党が従来支持してきたものよりも厳しい銃規制を指示すると表明し、与野党の議員に法案を成立させるよう要求。多くの人を驚かせている。
事件現場のマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校(Marjory Stoneman Douglas High School)では厳重な警備が敷かれる中、生徒らが温かい出迎えを受けた。
クラスメート2人を失ったウィリアム(William)さんは「感情をちょっと抑えきれない。友だちともう教室で一緒に過ごせないことが、ただ悲しい」と話した。
事件後、生徒らはフロリダ州と首都ワシントンの両方で政治家に銃規制の厳格化を訴えているが、共和党議員らは銃販売の大幅な改革には冷たい態度をとってきた。
しかし、トランプ大統領はこの日ホワイトハウスに与野党議員を集めて開いた会合で、銃問題に対して「何かしなければならない。行動しなければらない」と強く主張。銃購入者の身元調査の拡大、精神疾患を抱えている人による銃購入の制限、一部銃について購入年齢の21歳への引き上げなどを支持するよう求めた。
また「待ってごまかそうとすることはできない。それでは何も達成されない」とも訴え、銃ロビー団体の全米ライフル協会(NRA)に言及して、ある上院議員に「あなたはNRAが怖いのか」とただす一幕もあった。(c)AFP/ Leila MACOR