司法長官の対応「けしからん」 トランプ大統領、盗聴疑惑で
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【3月1日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は2月28日、2016年の大統領選で自身の陣営に対して違法な盗聴が行われていたとされる疑惑について、ジェフ・セッションズ(Jeff Sessions)司法長官の対応は「けしからん」とツイッター(Twitter)で激しく非難した。
トランプ大統領がツイッターでセッションズ長官を批判したのは、ここ1週間で2回目。セッションズ氏は、トランプ大統領から侮辱されたとして、昨年少なくとも1回、辞表を提出したと報じられている。
バラク・オバマ(Barack Obama)大統領時代の2016年、ロシアとの接触に関しトランプ陣営のメンバーを盗聴するため、外国情報監視法(FISA)に基づく捜査令状が使用されたことについて、米共和党が調査を要求していた。
セッションズ長官は2月27日、捜査令状の使用で問題があったのかについて、司法省の検査官に調査を命じていると述べていた。
しかし、トランプ大統領は「ジェフ・セッションズ司法長官は、なぜ検査官に調査を頼んだのか」「時間が永遠にかかるし、訴追権限もない。検査官はオバマ側の人物ではないのか?なぜ司法省の弁護士を使わないんだ?けしからん!」と非難。
これに対しセッションズ氏は「私が司法長官である限り、私は品位と名誉をもって任務を遂行し続ける」と述べ、自身の決定は司法省への苦情に対する「適切なプロセスだ」と反論した。(c)AFP/Paul HANDLEY