【2月28日 AFP】米ウォルト・ディズニー・カンパニー(The Walt Disney Company)は27日、フランスのディズニーランド・パリ(Disneyland Paris)に20億ユーロ(約2600億円)を投資すると発表した。人気SF映画『スター・ウォーズ(Star Wars)』をテーマにしたエリアなど増設する。

 拡張計画は2021年から開始され、大ヒットアニメ映画『アナと雪の女王(Frozen)』や、マーベル・エンターテインメント(Marvel Entertainment)が手掛ける人気キャラクター「スパイダーマン(Spider-Man)、「X-MEN」などを題材としたエリアも設けるという。また敷地内には新しい人工湖も造られ、ショーが行われる予定。

 エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領は、大統領府でディズニーのボブ・アイガー(Bob Iger)最高経営責任者(CEO)と面会。今回の投資はフランスへの「非常に強力なコミットメントだ」と称えた。

 パリ郊外マルヌラバレ(Marne-La-Vallee)にあるディズニーランド・パリは1992年の開園以来、3億2000万人が訪れ、欧州で最も人気の民間の観光地となっている。

 ディズニーランド・パリは巨額の負債を抱え、ほとんど毎年損失を出していた。しかしフランス国内で発生したイスラム過激派による一連の襲撃事件が減少したことで、2016~17年は入園者数が大幅に増え、損失額は減少している。(c)AFP