メキシコOPで復帰のナダル、モチベーションは王座奪還ではなく「喜び」
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【2月27日 AFP】男子テニスのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は、けがからの復帰戦となるメキシコ・オープン(Abierto Mexicano TELCEL Presentado Por HSBC 2018)について、世界ランク1位の座を取り戻すつもりで出場するのではないという考えを示している。27日の初戦では、同じスペイン勢のフェリシアーノ・ロペス(Feliciano Lopez)と対戦する。
現在31歳のナダルは、先月行われた全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)の準々決勝を途中棄権し、今月19日にはロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)に史上最年長での王座を明け渡した。
ナダルは今大会で優勝してもフェデラーに追いつくことはできず、来月のBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2018)かマイアミ・オープン(Miami Open 2018)で世界1位奪還を目指すことになる。
しかしながら、ナダルは長年のライバルから王座を取り戻すという執念がモチベーションになっているわけではなく、「この大会が好きだから出場するのであって、世界1位になりたいからではない」とすると、「今の自分は喜びを目指している。そして、世界ランキングが1位であろうと5位であろうと、適切と判断した時期にプレーする」と語った。
メキシコ・オープンでは2005年と2013年にタイトルを獲得し、今大会では優勝候補筆頭の第1シードとして臨むナダルは、全豪オープン制覇を断念せざるを得なかった右脚のけがは完治したと話しており、「数週間ほど休養して厳しいリハビリに励んだ。先週から本格的に練習を再開して、準備はできている。けがには慣れているよ。これが初めてではない」と語った。(c)AFP