バフェット氏の投資会社、米税制改革の恩恵は3兆円
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【2月25日 AFP】米著名投資家で富豪のウォーレン・バフェット(Warren Buffett)氏が率いる投資会社バークシャー・ハサウェイ(Berkshire Hathaway)は、法人税の大型減税を柱とした昨年の税制改革で290億ドル(約3兆1000億円)の恩恵を受けたことが分かった。
バフェット氏は毎年恒例の株主への書簡で、2017年の同社の純利益は653億ドル(約7兆円)だったと述べ、「バークシャーの事業からの利益は360億ドル(約3兆8000億円)にとどまった」とした上で、「残り290億ドルは、昨年12月に税制改革法案が議会を通過したことでもたらされた」と付け加えた。
税制改革法はドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が主導して成立し、法人税率は従来の35%から21%に引き下げられた。多くの企業で新たな大型支出が可能になったほか、利益が大幅に押し上げられた企業もあった。(c)AFP