【2月25日 AFP】サウジアラビアの首都リヤドで24日、雨の中、同国初の国際ハーフマラソン大会が開催された。

 大会はサウード国王大学(King Saud University)をスタート・ゴール地点として行われ、21キロ、8キロ、4キロの3部門に数百人の男性ランナーが参加。優勝賞金100万サウジ・リヤル(約2900万円)は、エチオピアのタミラ・モラ(Tamira Mola)選手が獲得した。

 ツルキ・ビン・アブドルモーセン・アル・アルシェィク(H.E. Turki Bin Abdulmohsen Al Alsheikh)スポーツ庁長官はツイッター(Twitter)に79歳の最高齢出場者の写真を投稿した。

 極めて保守的な慣習で知られてきた同国はさまざまな分野でリベラル化を推進しており、その一環としてスポーツや娯楽の活性化を図っている。

 しかしソーシャルメディア上では、サウジ経済が石油収入の減少や高率のインフレ、失業に揺れる中、マラソン大会を無駄遣いと批判する声も見られた。

 また、女子の参加がなかったことから、「(サウジアラビアには)女子のマラソン大会も必要だ」とするツイッター投稿もあった。

 同国の一般娯楽局(GEA)は22日、2018年はフェスティバルやコンサートを前年比約2倍の5000件余り開催すると発表。さらに、今後10年間で娯楽分野に640億ドル(約6兆8000億円)を投じるとした。

 23日には同国初のジャズフェスティバルも開催され、レバノンの首都ベイルートや米南部ニューオーリンズ(New Orleans)から招待されたミュージシャンが演奏した。(c)AFP