グッチ、米高校生の銃規制要求デモに5300万円寄付
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【2月24日 AFP】イタリアの高級ファッションブランド「グッチ(GUCCI)」は23日、米フロリダ州の高校で起きた銃乱射事件を生き延びた生徒らが来月、首都ワシントンで銃規制の強化を求めて実施するデモ行進「私たちの命のための行進(March for Our Lives)」を支援するため、50万ドル(約5300万円)の寄付を表明した。
寄付については、ファッション情報紙WWDが最初に報じ、後に米国のグッチの広報担当者が認めた。この寄付により、先週フロリダ州で起きた銃乱射をきっかけに始まった、前代未聞とされる若者たちの運動にさらに弾みがついた形だ。
グッチは声明で「わが社は私たちの命のための行進、そして自分たちの命と安全が優先されるよう求める全米の勇敢な生徒たちを支持する」と述べた。
今月14日、フロリダ州パークランド(Parkland)のマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校(Marjory Stoneman Douglas High School)で、半自動ライフル銃「AR15」で武装した19歳の少年が17人を殺害する事件が発生。デモ行進はこの事件を生き延びた生徒らが計画している。
19日には、米俳優ジョージ・クルーニー(George Clooney)さんとその妻で人権派弁護士のアマル・クルーニー(Amal Clooney)さん、有名女性司会者のオプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)さん、スティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg)監督とその妻で女優のケイト・キャプショー(Kate Capshaw)さん、映画プロデューサーのジェフリー・カッツェンバーグ(Jeffrey Katzenberg)さんとその妻、マリリン(Marilyn)さんもそれぞれ50万ドルの寄付を表明している。(c)AFP