米大使館移転、5月のイスラエル建国記念日に パレスチナ反発
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【2月23日 AFP】米当局は23日、在イスラエル米国大使館をイスラエル建国70周年に当たる5月14日にエルサレムに移転すると明らかにした。
イスラエルの建国記念日を「ナクバ(Naqba、大厄災)」と呼ぶパレスチナは、今回の決定に激しく反発。パレスチナ解放機構(PLO)は、米政府の決定は「アラブに対する挑発」だと非難した。
ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は昨年12月、過去数十年にわたる自国の政策を破棄し、エルサレムをイスラエルの首都と認定。パレスチナはこれに抗議している。
今回明らかになった日程は当初の見通しより1年早い。この日が選ばれたことで、中東和平交渉再開に向けた取り組みは一層難しいものになるとみられる。
現在、在イスラエル米大使館はテルアビブに置かれている。米当局者によると、米政府は当面、新大使館をエルサレムのアルノナ(Arnona)地区にある領事館建物に置き、その間に最終的な移転先を探す。(c)AFP