乱射事件の「恥ずべき政治問題化」を非難 全米ライフル協会
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【2月23日 AFP】米国最大の銃ロビー団体「全米ライフル協会(NRA)」のウェイン・ラピエール(Wayne LaPierre)副会長は22日、首都ワシントン近郊で開催中の保守政治行動会議(CPAC)で演説し、NRAを批判する人々はフロリダ州パークランド(Parkland)の高校で先週起きた銃乱射事件を政治的利益のために利用していると激しく非難した。
ラピエール氏は演説で、生徒ら17人が死亡した同事件について初めて公にコメントし、民主党内の銃規制推進者は憲法で認められている市民の武器所持の権利を後退させようとしていると批判。
「悲劇の恥ずべき政治問題化は、悪意に満ちた運動についての作戦ノートからそのまま取り出したような典型的戦略だ」と語り、左派の「社会主義者」や「いわゆる全国ニュースメディア」を次々と批判した。
さらに、「彼らにとって、これは安全の問題ではなく、政治問題だ」「彼らはNRAや(国民に武器を保有する権利を認める)合衆国憲法修正第2条(Second Amendment)、そして個人の自由を憎み嫌っている」と主張した。
同会議ではラピエール氏の参加が毎年恒例となっており、23日にはドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領も基調演説を行う予定。(c)AFP