【2月21日 AFP】NCAA男子バスケットボール・トーナメント(NCAA Men's Basketball Tournament)に参戦する強豪ルイビル大学(University of Louisville)が、選手の獲得にストリッパーや売春婦を使っていたとして、2013年の優勝タイトルを剥奪された。

 米大学スポーツの巨大ビジネスを統制する全米大学体育協会(NCAA)による調査の結果、ルイビル大学の元アシスタントコーチが、新入生ら向けに「セックスパーティー」を開いていたことが明らかになった。

 大学側は不服申し立てを行ったが、NCAAの調査委員会は20日、全米制覇を成し遂げた2013年のタイトルを含む同大学が2011年から2015年の間に記録した123勝を取り消す決定を支持した。NCAAがディビジョンIに所属するバスケットボールチームから王座を剥奪するのは初めて。

 ルイビル大学では、ヘッドコーチ(HC)を務めていたリック・ピティーノ(Rick Pitino)氏が「セックスパーティー」の存在は知らないと否定していたが、選手の契約などをめぐる別のスキャンダルとの関連により、昨年10月に解雇されている。(c)AFP