【2月20日CNS】中国最大の配車アプリ、滴滴出行(DidiChuxing)は、北京新能源汽車(BAIC BJEV)、比亜迪汽車(BYD)、長安汽車(Changan Automobile)、ルノー・日産・三菱自連合など自動車メーカー12社と戦略提携し、共同で新エネルギーカーシェアサービスシステムを構築すると発表した。

 現在、滴滴は400都市、4億5000万人を超える利用者にサービスを提供、1日の予約数は2500万件を超える。また世界の配車予約サービスの60%を滴滴が受けている。

 カーシェア市場は、今後数年で高成長が期待されている。時間貸しの予約数は現在の2000万件から、2020年には毎年6~7億単位に、市場規模は現在の7億元(約117億円)から2020年までに238億元(約3957億円)まで拡大すると見込まれている。

 滴滴は利用者の「外出データ」をAI分析し、利用者の習慣に応じて配車やネットワークを最適化、カーシェアサービスのニーズにより的確に対応しようとしている。車両や駐車場、EV充電設備、アフターサービスなどを統合して運営コストを減らし、効率を高める。

 将来的に滴滴は、カーシェアプラットフォーム戦略を通じ、自動車メーカーやレンタカー運営会社、ガソリンスタンドやEV充電などのインフラサービス会社、アフターサービス会社などさまざまなパートナーと事業を展開していく考えだ。(c)CNS/JCM/AFPBB News