【2月19日 AFP】平昌冬季五輪で19日、フィギュアスケートのアイスダンス・ショートダンス(SD)が行われたが、フランスのガブリエラ・パパダキス(Gabriella Papadakis)/ギヨーム・シゼロン(Guillaume Cizeron)組の演技の最中に、パパダキスの衣装がはだけ、一瞬胸を露出してしまうアクシデントが発生し、同選手は「最低の悪夢」と振り返った。

 優勝候補のパパダキス/シゼロン組は、ハプニングに見舞われながらも見事な冷静さをみせ、カナダのテッサ・ヴァーチュー(Tessa Virtue)/スコット・モイア(Scott Moir)組に次いで2位につけた。

 その一方、パパダキスをさらに困惑させたのは、試合会場のスクリーンで問題の場面がスローモーションで映し出されたことだった。

 パパダキスは涙を拭った後、「とても気になって仕方なかった。五輪の舞台で最低の悪夢です」と嘆いた。

「すぐに気が付き、祈りました」「『このまま演技を続けなければ』と自分に言い聞かせ、確かにそうしました。あのようなハプニングに見舞われたにもかかわらず、素晴らしいパフォーマンスができたのだから、自分たちに誇りを持たなければなりません」とパパダキスは話した。

 シゼロンも、「衣装の問題のせいでポイントを少し失うのはただただ悔しい。トレーニングの時に想定していないことですから」と語った。(c)AFP/Alastair HIMMER