【2月18日 AFP】平昌冬季五輪に出場しているOAR(ロシアからの五輪選手)の選手1人が、禁止薬物のメルドニウム(Meldonium)摂取に関与したと、関係筋が18日、AFPに明らかにした。同日には、OARの選手1人が「反ドーピング規則に違反する可能性がある行為」を犯したとする、チーム広報の言葉を同国メディアが伝えていた。

 国営タス通信(TASS)など複数の同国メディアは、OARの広報を務めるコンスタンティン・ヴィボルノフ(Konstantin Vybornov)氏の言葉として「きょう、選手団の本部に国際オリンピック委員会(IOC)から反ドーピング規則に違反した可能性があるとの通知があった」と報じた。

 約24時間以内に明らかにされる見通しの詳細結果が出るまでは、選手名や処分について公表しないとしているヴィボルノフ氏だが、これまでに今回の発言に関する確認は得られていない。

 ロシアは国家ぐるみのドーピングで平昌五輪への選手団派遣を禁止されているが、クリーンとされる168選手は、中立旗の下でOARとして出場している。(c)AFP