壮絶な直線勝負は写真判定で決着、フールカデがバイアスロン男子2冠
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【2月18日 AFP】平昌冬季五輪は18日、バイアスロン男子15キロマススタートが行われ、大接戦になった最後のスプリント勝負を写真判定の僅差で制したフランスのマルタン・フールカデ(Martin Fourcade)が今大会2個目の金メダルを獲得した。
12日に行われた12.5キロ追い抜きを制した29歳のフールカデは、シモン・シェンプ(Simon Schempp、ドイツ)とのスプリント勝負の末にフィニッシュラインを過ぎると、負けを確信したかのようにストックを地面にたたきつけ、首を振って悔しさをあらわにした。
しかし、35分47秒3を記録したレースで写真判定の末に金メダルを獲得したことが決まると、厳しい表情は歓喜の笑みに一転した。この結果、わずかの差でシェンプが銀、フールカデから11秒2差でノルウェーのエミルヘグル・スベンセン(Emil Hegle Svendsen)が銅メダルとなった。
2014年ソチ冬季五輪でも2つの金に輝いているフールカデは、これで冬季五輪のフランス選手としては歴代最多となる通算4個目の五輪金メダルとなった。(c)AFP