トランプ氏との不倫、2人目が告白 出版社が隠ぺい図る?
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【2月17日 AFP】米国で、大統領に就任する以前のドナルド・トランプ(Donald Trump)氏と性的関係を持っていたとする女性が名乗り出た。トランプ氏との不倫関係について申し出たのは2人目。女性は、同氏との関係を隠すためとみられる複雑な法的および金銭的な合意などについて告白した。隠ぺいに関する話の独占権を売却した出版社から本は出版されず、同社との法的、金銭的な契約は口封じが目的だったと述べていることが明らかになった。
米男性誌「プレイボーイ(Playboy)」の元モデル、カレン・マクドゥーガル(Karen McDougal)さんは、2006年にトランプ氏の妻、メラニア(Melania Trump)夫人がバロン(Barron Trump)君を出産した数か月から同氏と性的関係を持つようになったと主張している。
米誌ニューヨーカー(New Yorker)によると、関係は9か月間続いた。しかしその後、大統領選期間中の2016年8月5日、マクドゥーガルさんは米大衆紙「ナショナル・インクワイヤラー(National Enquirer)」の出版社AMIと、「既婚男性とのこれまでのあらゆる恋愛、個人的、肉体的関係」に関する話に対する独占権を同社に与えるとする契約を結んだという。
このときの契約金は15万ドル(約1600万円)相当とされるが、結局、話が出版されることはなかった。
ナショナル・インクワイヤラーのオーナー、デービッド・ペッカー(David Pecker)氏は、トランプ氏の友人とされ、大統領選では同紙はトランプ氏支持を表明していた。
AMIは声明で、同社が米国の大統領に影響を及ぼすような行為に関わっているのではないかという考えは「ばかげている」と述べている。
マクドゥーガルさんの話は、ポルノ女優のステファニー・クリフォード(Stephanie Clifford、芸名ストーミー・ダニエルズ)さんが同時期にトランプ氏と関係を持っていたとされる話とよく重なっている。(c)AFP