米銃乱射、容疑者は白人至上主義団体に所属 軍隊式訓練も
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【2月16日 AFP】米南部フロリダ州パークランド(Parkland)の高校で14日に発生した銃乱射事件で、ニコラス・クルーズ(Nikolas Cruz)容疑者(19)が白人至上主義団体に所属し、軍隊式の訓練にも参加していたことが分かった。反ユダヤ主義を監視する人権団体「名誉毀損(きそん)防止同盟(ADL)」が15日、明らかにした。
実態が謎に包まれている白人至上主義団体「フロリダ共和国(ROF)」の指導者と目されているジョーダン・ジェレブ(Jordan Jereb)氏はADLに対し、クルーズ容疑者がROFのメンバーに「育てられ」、フロリダ州北部にある州都タラハシー(Tallahassee)近郊で行われた訓練に参加していたと語った。
ただ、ROFはクルーズ容疑者に銃乱射を命じたことはなく、それを支持したこともないという。
クルーズ容疑者は、アサルトライフル「AR15」を使い、パークランドのマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校(Marjory Stoneman Douglas High School)で生徒ら17人を殺害した罪で訴追されている。
ADLによると、ROFは反政府の過激なミリシア運動から準軍事的な考えを取り入れているという。
ジェレブ氏は米ニュースサイト「デイリー・ビースト(Daily Beast)」に対し、クルーズ容疑者はROFのフロリダ州クリアウォーター(Clearwater)支部のメンバーで、訓練も受けていたと述べた。クリアウォーターは銃乱射事件が発生したパークランドの北西約300キロに位置している。(c)AFP