【2月15日 AFPBB News】日用品から産業用品まで、最新3Dプリンターが一堂にそろう「3Dプリンティング(3D Printing)2018」が17日まで、東京都江東区の東京ビッグサイト(Tokyo Big Sight)で開催されている。

 今年は国内外から82社が出展。ものづくりのプロセスやスピードに変革をもたらす3Dプリンターの技術や、個人向けの低価格商品など、幅広いニーズに合わせた新作が紹介された。

 米シリコンバレーに拠点を置く3Dプリンター企業「カーボン(Carbon)」は、スポーツブランドのアディダス(adidas)と共同で開発を行った3Dプリントスニーカー「フューチャークラフト(Futurecraft) 4D」を展示。消費者のニーズが多様化するなか、「3Dプリンターにより、データに基づいた現地製作ができるため、物流プロセスを省いた分散生産が可能になる。小さなロットでも、コスト面で遜色なく、将来的にはカスタマイズも可能になる」と担当の澤田安彦(Yasuhiko Sawada)さん。

 直径30センチの小型3Dプリンターを扱うXYZプリンティングジャパン(XYZ Printing Japan)の森田辰祥(Tatsuyoshi Morita)さんは「サイズ感が一般家庭に合ってきた。3Dプリンターの知名度も高くなり、みんなに触れやすくなっている」と話した。

 調査会社のIDCジャパン(IDC Japan)は、世界3Dプリンティング関連市場は2021年には450億円規模に成長すると予測している。(c)AFPBB News