国立公園内にスマトラゾウの死骸 象牙目当てに射殺か インドネシア
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【2月15日 AFP】インドネシアの国立公園内で12日、絶滅の危機に瀕するスマトラゾウ1頭の死骸が見つかった。体には銃弾によるものとみられる複数の傷があった。当局が14日、明らかにした。
死骸が見つかったのはスマトラ(Sumatra)島のウェイカンバス国立公園(Way Kambas National Park)。体の右側には銃傷のような穴が5つ空いていた。少なくとも2日前には殺されたとみられている。
環境・林業省の報道官は「象牙がなくなっており、密猟者に持ち去られたようだ。象牙目当てに射殺されたとみているが、さらに調査を行う必要がある」としている。
スマトラゾウはアジアゾウの亜種で野生のものは2000頭ほどに過ぎないとされる。ウェイカンバス国立公園にはスマトラゾウのほか、スマトラトラ、スマトラサイ、マレーバクなど、絶滅の危機にあるほかの動物も生息している。(c)AFP