【2月14日 AFP】(更新)ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の顧問弁護士のマイケル・コーエン(Michael Cohen)氏が13日、トランプ氏と不倫関係にあったとかつて主張していたポルノ女優に自身のポケットマネーから13万ドル(約1400万円)を支払ったことを認めた。米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)が伝えた。

 同紙によれば、コーエン氏はポルノ女優のステファニー・クリフォード(Stephanie Clifford、芸名ストーミー・ダニエルズ)さんに支払った金額について、トランプ氏側から払い戻しを受けていないという。

 コーエン氏はこの支払いは合法なものだったと主張する一方、支払いを行った理由など詳細は明らかにしていない。

 ニューヨーク・タイムズによるとコーエン氏は、トランプ氏の一族が経営する複合企業トランプ・オーガニゼーション(Trump Organization)もトランプ氏陣営もクリフォードさんとの取引に関与しておらず、直接的にも間接的にも両者からこの支払いの払い戻しを受けていないと主張している。

 コーエン氏は「クリフォードさんへの支払いは合法で、何者かによる選挙献金でも選挙資金でもなかった」と述べた。

 クリフォードさんへの支払いについは米紙ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street Journal)が最初に報じ、複数のメディアが2016年11月の米大統領選の1か月前に口止め料として支払われたと伝えていた。

 トランプ氏はクリフォードさんとの関係について一切を否定している。(c)AFP