ペンス米副大統領、平昌五輪開会式前の夕食会に出席見合わせ
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【2月9日 AFP】(更新)平昌冬季五輪の米国代表団の団長として韓国を訪問しているマイク・ペンス(Mike Pence)米副大統領は9日、大会開会式に先立って行われた夕食会への出席を見合わせた。韓国政府が明らかにした。
報道で伝えられたところによると、ペンス氏は韓国の文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-in)大統領のほか、北朝鮮の形式的な国家元首である金永南(キム・ヨンナム、Kim Yong-Nam)最高人民会議常任委員長と同じテーブルを共有し、金氏とは相対する形で席に着く予定だった。
だが韓国大統領府(Blue House、青瓦台)の報道官によると、ペンス氏は夕食会の会場に遅れて姿を現したものの、「主賓席に座った人びととあいさつを交わし、着席することなくその場を後にした」という。
ただ、同報道官によると、ペンス氏は前もって韓国政府に夕食は米国選手団と取ると知らせており、「ペンス氏の席は用意されていなかった」という。集合写真の撮影後にペンス氏は夕食会の会場をすぐに立ち去る予定だったが、文大統領に「友人らと会うよう」促されたため、ペンス氏は夕食会の会場に少しだけ立ち寄ったとしている。
その一方で、ペンス氏は金氏と握手を交わさなかったものの、安倍晋三(Shinzo Abe)首相は金氏と少しだけ言葉を交わしたという。ペンス氏と安倍氏は、歓迎セレモニーでの文大統領と金永南氏らが加わった集合写真の撮影に参加しなかった。(c)AFP