米政府機関、再び一部閉鎖に 上院では遅れて予算案可決
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【2月9日 AFP】米議会上院は9日未明、同日午前0時に期限切れを迎えたつなぎ予算に代わる新たな予算案を可決し、下院に送付した。これに先立ち8日深夜、上院は採決を延期して一時休会し、米政府機関が再び一部閉鎖に追い込まれていた。
米上院では、6週間分のつなぎ予算と歳出上限の引き上げが盛り込まれた法案の協議が続けられていたが、共和党のランド・ポール(Rand Paul)上院議員が性急な採決に反対するなどし、共和・民主両党の上院指導部が閉会を決定。つなぎ予算は失効した。
しかし、わずか3週間で2回目の政府機関閉鎖の影響を最低限にとどめるため、議員らは協議を続行。賛成71、反対28で予算案を可決した。下院では9日未明にも採決にかけられる見通しだが、可決されるかどうか情勢は不透明だ。(c)AFP