【2月9日 AFP】平昌冬季五輪は9日、フィギュアスケート団体戦の男子シングル・ショートプログラム(SP)が行われ、宇野昌磨(Shoma Uno)が103.25点を記録して首位に立った。

 昨年の世界選手権(ISU World Figure Skating Championships 2017)で2位に入った宇野は、SPでほぼ完璧な演技を披露し、2位に約15ポイント差をつけた。

 イスラエルのアレクセイ・ビシェンコ(Alexei Bychenko)が2位に入り、2014年ソチ冬季五輪銀メダリストのパトリック・チャン(Patrick Chan、カナダ)は2度転倒し3位だった。最初の4回転トーループで転倒した27歳のチャンは、その後のトリプルアクセルも失敗した。

 今大会の男子シングルの金メダル候補、ネイサン・チェン(Nathan Chen、米国)もミスを重ねた。18歳のチェンは4回転トーループで両手を氷につき、江陵アイスアリーナ(Gangneung Ice Arena)は凍りついた。チェンは宇野に22ポイント以上の差をつけられて4位に終わっている。

 総合では、同日行われたペアでメーガン・デュアメル(Meagan Duhamel)/エリック・ラドフォード(Eric Radford)組が2位に入ったカナダが、首位に浮上している。

 アレクサ・シメカ・クニエリム(Alexa Scimeca Knierim)/クリス・クニエリム(Chris Knierim)組がシーズンベストを更新した米国が総合2位に浮上し、日本は3位に後退している。

 ペアの首位には、OAR(ロシアからの五輪選手)のエフゲニア・タラソワ(Evgenia Tarasova)/ウラジーミル・モロゾフ(Vladimir Morozov)組が立った。(c)AFP