ホワイトハウス秘書官、元妻2人への虐待疑惑で辞任 トランプ氏側近
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【2月8日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の側近の一人、ホワイトハウス(White House)のロバート・ポーター(Rob Porter)秘書官が7日、離婚した元妻2人に家庭内暴力を振るっていたとの報道を受け、辞任した。
ホワイトハウスによると、ポーター氏は疑惑を否定しており、トランプ大統領とジョン・ケリー(John Kelly)大統領首席補佐官から今も信頼されているが、辞意を表明したという。
これに先立ち、英紙デーリー・メール(Daily Mail)と米調査報道サイト「インターセプト(Intercept)」は、ポーター氏の最初の妻コルビー・ホルダーネス(Colbie Holderness)さんと2番目の妻ジェニファー・ウィロビー(Jennifer Willoughby)さんの証言として、2人がポーター氏から肉体的・心理的な虐待を受けていたと報じていた。
ホルダーネスさんは、目の周りにひどいあざが残る自分の顔写真2枚も公開し、ポーター氏に殴られてできた傷だと主張している。
インターセプトによれば、米連邦捜査局(FBI)はポーター氏の人物調査を行った際に虐待疑惑について認識していたという。
また、デーリー・メールは先ごろ、ポーター氏がホワイトハウスのホープ・ヒックス(Hope Hicks)広報部長と交際しているとも示唆していた。
ケリー首席補佐官は、虐待疑惑について「衝撃を受けた」との声明を発表。「米国社会には家庭内暴力が容認される余地はない」と述べた。
ポーター氏は一般的な知名度は高くないものの、トランプ大統領に随行して各地を訪問し、ホワイトハウス内での会議に出席するなど、常に大統領の近くに姿が確認されていた。最近ではスイス・ダボス(Davos)で開催された世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)でトランプ大統領が行った演説の準備に深く関与していたという。(c)AFP