台湾地震の死者9人に 不明者は10人に減少、傾いたビルで捜索続く
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【2月8日 AFP】(更新、写真追加)台湾東部で6日夜に発生したマグニチュード(M)6.4の地震で、大きな被害を受けた人気観光地の花蓮(Hualien)では余震が続く中、救助隊が傾いたビルからの生存者の救出と遺体の収容を急いでいる。8日にはさらに2遺体が見つかり、死者は9人となった。また、これまで60人近くとされていた行方不明者の数は10人に減った。
救助活動は、下層階が押しつぶされて大きく傾き危険な状態にある12階建ての雲翠(Yun Tsui)ビルを中心に行われている。死者のうち6人はこのビルで死亡し、残る行方不明者10人も依然同ビルの中に閉じ込められていると考えられている。
現地では強い余震が続いており、そのたびに救助隊はビルから退避しては、揺れの収まるのを待って建物内に戻るのを繰り返している。
このような危険を冒しながらの捜索により、救助隊は8日に中国本土からの観光客1人とホテルの従業員1人の遺体を新たに回収した。
現場の赤十字(Red Cross)職員は、建物の傾斜は7日夜から8日朝までに推計でさらに5%増したとしており、また建物の下層階から生存者が見つかる望みは薄いとの見方を示した。(c)AFP/Michelle YUN