【2月7日 AFP】米国の東海岸やメキシコ湾(Gulf of Mexico)岸、カリブ海(Caribbean Sea)地域で6日、津波警報のテストが本物の警報として住民らのスマートフォンに誤配信された。米国では先月にもハワイ州でミサイル警報の誤配信によりパニックが起こったばかり。

 米国立気象局(National Weather Service)は午前8時30分(日本時間同日午後10時30分)ごろに「通常のテストメッセージ」を発信。だが少なくとも1つの気象情報アプリによって同メッセージがプッシュ通知で津波警報として誤配信された。

 ソーシャルメディア上の投稿によると、誤報は北東部のメーン州から東部のニューヨーク市、南部のテキサス州にわたる範囲に届いた。警報のボタンを押すと、付随するメッセージで「津波情報の拡散にかかる伝達時間を調べるためのテスト」であることがわかるようになっていた。

 今回の誤報でパニックが起きたという情報はないものの、国立気象局は津波の危険はないことを示す声明を複数回にわたり出した。(c)AFP