【2月6日 AFP】レックス・ティラーソン(Rex Tillerson)米国務長官は5日、マイク・ペンス(Mike Pence)米副大統領か他の米当局者が平昌冬季五輪の開会式出席に合わせ、現地で北朝鮮政府関係者と面会する可能性があるとの見方を示した。

 米国政府は平昌冬季五輪に出席する北朝鮮政府関係者との接触に否定的だったが、ここへきて金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)政権による核開発計画を放棄させるべく前向きな姿勢を見せている。

 ペルーを訪問中のティラーソン国務長官は「副大統領が平昌冬季五輪に出席した際、北朝鮮と何らかの接触の機会があるかどうかについてだが、その時に分かるだろう」と発言。

 さらに接触は「ない」ということかと問われると、「その時分かるだろう。その時何が起こるか分かるだろう」と述べるにとどめ、その可能性を排除しなかった。

 ティラーソン氏は北朝鮮の核・ミサイル開発問題に関して、外交を通じた解決を訴えてきた。

 ペンス副大統領はアラスカや東京、ソウルを訪れた後、9日に行われる平昌冬季五輪の開会式に出席する。(c)AFP