【2月5日 AFP】タイで話題になっている男性器の「美白」に対して先週、複数の形成外科医が待ったをかけ、施術の効果が不明で多数のリスクを伴うと警告した。

 男性器の美白はレーザー照射や、酸などの化学品を使用して行われるが、やけどや傷跡、皮膚のこわばり、黒ずみや染みなど、当初の目的とは正反対の結果を生む可能性を専門家は指摘している。

 イタリア・ミラノ出身の性器専門の形成外科医マッシミリアーノ・ブランビラ(Massimiliano Brambilla)氏は、AFPに対して「必要のない患者には施術するべきではない」と語り、「美白に使用される材料の多くは極めて刺激が強いため、私自身は美白の施術には細心の注意を払っている」と説明した。

 タイの首都バンコクで開業しているあるクリニックは今月初め、男性器の美白サービスを開始してからわずか半年間で来院者が月100人に上っていることを明らかにした。料金はレーザー照射5回で650ドル(約7万円)だという。(c)AFP/Mariëtte Le Roux