【2月4日 AFP】ラグビーシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2018)は3日、開幕戦の2試合が行われ、アイルランドは終了間際にジョニー・セクストン(Johnny Sexton)が劇的なドロップゴールを蹴り込み、ジャック・ブリュネル(Jacques Brunel)新ヘッドコーチ(HC)の初陣となったフランスを15-13で下した。

 セクストンはその前にペナルティーを外していたものの、ロスタイム3分にハーフウエー近くから蹴ったキックでは、ミスを犯すことはなかった。

 アイルランドに3-9とリードを許したフランスは後半、テディ・トマ(Teddy Thomas)が見事な単独突破からトライを奪うと、アントニー・ベロー(Anthony Belleau)がコンバージョンを蹴り込んで逆転した。

 2年前も後半の逆転トライでアイルランドから勝利を挙げていたフランスだったが、今回は別の展開が待っていた。

 残り2分でベローがペナルティーを外し、もう一度得点を挙げるチャンスが訪れたアイルランドは、約5分にも及ぶ波状攻撃で敵陣に攻め込むと、最後にセクストンが決勝点を決めた。セクストンはこの日のアイルランドの全得点をたたき出した。

 一方、ウェールズは34-7でボーナスポイント付きの圧勝をスコットランドから奪い、ウォーレン・ガトランド(Warren Gatland)HCに通算50勝目をプレゼントした。

 ガトランドHCは、ウェールズのプロチーム、スカーレッツ(Scarlets)の勢いをそのまま国際舞台でも発揮させようと、同チームから10人を選出。すると、34得点すべてをスカーレッツの選手がたたき出した。

 ウェールズはリー・ハーフペニー(Leigh Halfpenny)が2トライを含む24得点を挙げると、ギャレス・デービス(Gareth Davies)とステファン・エバンス(Steffan Evans)も1トライずつを記録した。

 スコットランドはピーター・ホーン(Peter Horne)のトライとフィン・ラッセル(Finn Russell)のコンバージョンで得点するにとどまった。(c)AFP