米疾病対策センター所長が辞任、JT株など購入で利益相反
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【2月1日 AFP】米厚生省の声明によると、疾病対策センター(CDC)のブレンダ・フィッツジェラルド(Brenda Fitzgerald)所長が1月31日、辞任した。同所長をめぐっては、就任後に日本たばこ産業(Japan Tobacco、JT)などの株式を購入していたと米メディアが報じ、利益相反だと指摘されていた。
厚生省は声明で、フィッツジェラルド氏の辞表を受理したことを認め、同省のマット・ロイド(Matt Lloyd)報道官は、「フィッツジェラルド氏は、CDC所長としての職務遂行能力を制限する、ある複雑な金融権益を保持していた」と説明した。
政治サイト、ポリティコ(Politico)は1月30日、フィッツジェラルド氏がCDC所長就任の数週間後にたばこや医薬、食品に関連する複数の企業の株式を購入したと報じていた。
CDCの最大の責務の一つは、肺がんや心臓病の主要原因とされる喫煙の抑制で、2017年7月7日にCDC所長に就任したフィッツジェラルド氏は医師でもあり、以前はジョージア州保健当局の長官も務め、禁煙運動の支持者としても長く知られていた。(c)AFP