レイプされた生後8か月の女児が内臓損傷、人工肛門袋を使用 インド
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【2月1日 AFP】インドの首都ニューデリーの自宅でレイプされた生後8か月の女の子が、内臓を損傷していたことが分かった。インドの女性団体「女性のためのデリー委員会(Delhi Commission for Women)」の代表、スワティ・マリワル(Swati Maliwal)氏が1月31日、明らかにした。
女児が入院している病院を訪れたマリワル氏は、子どもをレイプした犯人を全員死刑に処すことができるよう法律の厳罰化を求め、1か月の抗議活動を行うとしている。
メディア報道によると、女児は母親が仕事で外出している際にレイプされて内臓を損傷。人工肛門袋の装着を余儀なくされた。
マリワル氏はAFPに対し「彼女は計り知れない痛みを経験し、内臓が損傷している。傷が癒えるには長い時間がかかるだろう」「まだとても小さい子があんな目に遭うなんてゾッとする」と語った。
インドは子どもに対する性的暴行の発生率が世界で最も深刻なレベルで、ニューデリーは「インドのレイプ首都」として知られている。
マリワル氏によると、インドで女性に対する性的暴行が頻発し続ける主な原因は、裁判手続きが遅いことにあるという。
被害に遭った女児の両親は犯人を死刑にするよう求めているが、インドの現行法ではレイプ犯への最高刑は終身刑となっている。(c)AFP