トランプ大統領、北朝鮮が「米本土を近いうちに脅かす」 一般教書演説
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【1月31日 AFP】(更新)ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は30日、連邦議会の上下両院合同会議で就任後初となる一般教書演説を行い、北朝鮮が米本土を脅かす長距離核ミサイルの開発にかなり近づきつつあるとの認識を示した。
トランプ氏は「北朝鮮による無謀な核ミサイル計画は、わが国本土をかなり近いうちに脅かす恐れがある。そのようなことが起こるのを防ぐため、われわれは最大限の圧力をかけ続ける」と述べた。
一方、トランプ氏の一般教書演説の開始とほぼ同じくして北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は31日、米国の人権侵害に関する年次報告書を公表し、トランプ政権を「ひどい人権侵害者」と非難した。
KCNAは同報告書の内容を引用する形で、「『民主主義の守護者』や『人権の擁護者』と称する米国は、人権についてあれこれ騒ぎ立てているが、自身こそがひどい人権侵害者であるという真の正体は隠すことができない」と伝えた。
北朝鮮は強制収容所に政治犯ら最大12万人を収容していると推定されており、米国および国連(UN)は強く非難している。(c)AFP