フェデラー、36歳現役の陰に妻の支え「彼女なしでは続けられなかった」
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【1月30日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)で自身6度目の優勝を飾った男子テニスのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が、36歳という年齢でモチベーションを維持しながら力を保てている背景には妻ミルカ(Mirka)さんの存在があるとして感謝の言葉を述べた。
フェデラーは28日に行われた決勝でマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)に6-2、6-7(5-7)、6-3、3-6、6-1で勝利。同世代の多くが競技から退くなか、自身がメジャー初優勝を果たした2003年から15年後となる今大会で四大大会(グランドスラム)通算20個目のタイトルを獲得し、時間の流れに逆らう活躍を続けている。
長くプレーを続けられる理由は何かと問われたフェデラーは、過度に大会に出場しないといったスケジューリングを要因に挙げた上で、「それでも、すべてを可能にしているのは妻だ。彼女の支えがなければ、こんなにも長くテニスを続けられなかっただろう」と話し、4人の育児をこなしながらも、大舞台ではコートサイドから応援してくれるミルカさんの存在の重要性を口にした。
「何年か前に率直な会話を交わしたんだ。僕がテニスを続けることで彼女がハッピーかどうかというね。ものすごく協力的であるだけでなく、非常に大変な子どもたちの世話も進んでこなしてくれてうれしく思っている。もしも彼女がノーと言っていたら、この人生はなかっただろう」
またフェデラーは、父ロバート(Robert)さんと母リネット(Lynette)さんが大会に帯同し、自身のプレーを見て楽しんでいることに喜びを感じていると言い、「両親は僕が今もプレーしていることを誇りに思うと同時に喜んでいる」「大会に来ることも楽しんでいるんだ。それによって自分はハッピーな気分になるし、より良いプレーができる」と付け加えた。「今夜ここで座っているのには、たくさんのパズルがかみ合っている必要があるんだ」 (c)AFP