【1月28日 AFP】中国を訪問している河野太郎(Taro Kono)外相は28日、北京(Beijing)で王毅(Wang Yi)外相と会談し、北朝鮮の核・ミサイル開発を阻止するべく連携強化を呼び掛けた。

 領土や歴史問題をめぐる対立がくすぶる中、釣魚台迎賓館(Diaoyutai State Guest House)で開催された今回の外相会談は、日中関係の改善を図るのが狙い。

 河野外相は、両国の関係改善に向けた取り組みを歓迎し、北朝鮮の問題への対応を強化するよう求めた。

 また、日中両国の問題を協議するだけでなく、日中が肩を並べて地球規模の課題に取り組むことも重要だと述べ、特に北朝鮮の問題は国際社会全体にとって喫緊の課題になったと強調した。

 その一方、王外相は河野外相に対し、両国関係が「重要な段階」にあるとの見解を表明。積極的な進展の一方で少なからぬ障害も依然あると語った上で、両国関係が早期に平常化、および健全な発展の軌道に乗るよう協力していくことを望んでいると付け加えた。(c)AFP