キリバスのフェリー遭難、ボートで漂流の7人を発見 NZ空軍
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【1月28日 AFP】中部太平洋の島しょ国キリバスで今月18日に50人を乗せて出港し消息を絶った木造フェリー「MV Butiraoi」を捜索していたニュージーランド空軍機が28日、ボートで漂流していた7人を発見した。
ボートは全長約5メートルで、フェリーに積まれていた2隻のうちの1隻とみられている。ニュージーランド空軍のダリン・ウェッブ(Darryn Webb)准将によると、国際的な捜索活動に参加していたニュージーランド空軍のP3K2オライオン(Orion)哨戒機が水、食料、無線機が入った救難物資を投下し、7人と連絡を取ろうとしている。
ニュージーランド救難調整センター(Rescue Coordination Centre New Zealand)のジョン・アシュビー(John Ashby)氏の声明によると、7人は発見されて安堵(あんど)した様子だったという。
ニュージーランド軍は28日、見つかったボートから92キロ北東の海域で操業していた漁船が同日午後半ばごろ、ボートに到達する見込みだと発表した。オライオンは捜索を続け、救助に向かった漁船を待ちつつさらなる生存者の発見に努めるという。
フェリーは今月18日にキリバスのノヌティ(Nonouti)島を出港して首都タラワのベシオ(Betio)港に向かっていた。行程は260キロで、2日で到着するはずだった。(c)AFP