アフガン首都で救急車を使った爆弾攻撃、95人死亡 158人負傷
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【1月28日 AFP】(更新)アフガニスタンの首都カブールで27日、爆発物を積んだ救急車が人で混みあった場所で爆発し、少なくとも95人が死亡、158人が負傷した。当局が明らかにした。爆発については、旧支配勢力タリバン(Taliban)が犯行声明を出した。
AFPの取材に応じた内務省副報道官は、「自爆犯は救急車を利用し、患者を病院に搬送すると言って1か所目の検問所を通過した後、2か所目の検問所で識別されて、爆発物を積んでいた車両を爆破した」と説明した。
爆発の衝撃は現場から少なくとも2キロ先の建物まで伝わり、数百メートル以内の建物では窓ガラスが割れた。
カブール市内にいたAFP記者の一人は、現場の病院近くで民間人の「多数の遺体と負傷者」を見たと伝えた。病院では職員らが、負傷して通路に横たわった子どもを含む複数の人々の処置にあたっているという。
アフガニスタンでは1週間前の20日夜、カブールの高級ホテルがタリバンに襲撃され、20人以上が死亡。その大半は外国人だった。
27日午前中には、ここ数か月カブールを恐怖に陥れてきたイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が外国人がよく出入りするスーパーマーケットやホテルなどへの攻撃を計画しているとして、外国人に対して警戒するよう呼び掛けられていた。(c)AFP