【1月25日 AFP】フィリピンのマヨン(Mayon)山が活発な噴火活動を続ける中、火山周辺に立ち入り禁止区域を設定した当局は25日、人的被害を防ぐため、必要に迫られれば避難を渋る住民を強制的に退去させることも検討していると明らかにした。

 マヨン山から溶岩、噴石、火山灰が噴出し始めてから10日が経過し、当局によると住民7万5450人が付近の農場や集落から避難しているものの、死者は出ていないという。

 ただ一方で、日中に避難所を抜け出し、作物や家畜の世話のために禁止区域へ立ち入る人々もいるという。

 現在、同区域はマヨン山の火口から9キロ圏内に拡大されている。(c)AFP