ロシア漁船が日本海で行方不明、21人乗船か 捜索活動続く
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【1月25日 AFP】日本海で25日、21人が乗っているとみられるロシアの漁船が行方不明になり、ロシア当局が捜索を行っている。
ロシア非常事態省は、漁船「ボストーク(Vostok)」が同日朝、極東の沿海(Primorye)地方から200キロの沖合で緊急の無線信号を発信したものの、「ボストークとの交信は成功しなかった」と発表した。
同省は、ボストークを捜索するためヘリコプターや船舶、飛行機を派遣。その後ヘリコプターが、海上に浮かんだブイ、救命胴衣2着を発見したが、捜索活動は高波と強風により難航しているという。
重大事件を担当するロシア捜査委員会は声明で、海上輸送に関する安全規則の違反があった可能性があるとして、捜査を開始したと明らかにした。
同声明によると、ボストークは韓国の東海(Donghae)港からロシア・サハリン(Sakhalin)島のホルムスク(Kholmsk)港に向かっていた。無線信号は日本時間25日午前3時30分ごろに発信されていたが、ボストークの位置はそれ以後、全地球測位システム(GPS)上に表示されなくなったという。(c)AFP