中国政府、2017年中に取り締まった児童ポルノ事件を一部公表
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【1月23日 CNS】犯罪行為の情報または制作物をインターネットで流すウェブサイトや個人に対し、中国政府は2017年中に厳重に処罰した。全国「掃黄打非(ポルノ・違法情報取り締まり)」弁公室は犯罪防止のため、摘発した児童ポルノ事件の典型的なケースをいくつか公表した。
中国・河南省(Henan)鄭州市(Zhengzhou)で8月、「西辺的風」というウェブサイトが未成年者のわいせつ画像と動画を配信、販売したとして、4人が逮捕された。調べによると、このウェブサイト運営者は2011年から17年8月まで、「上海啓蒙モデル本部」と名乗ってモデルを募集。4人は児童教育ビデオと偽り、募集した未成年のモデル約100人のわいせつな写真や動画を撮影、ウェブサイトに投稿したほか、登録会員に販売して約50万元(約867万円)の利益を得ていた。
中国・内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)包頭市(Baotou)では9月、ウィーチャット(WeChat)でお年玉を送るという手口で男子中学生をだまし、性的暴行を加えた上、撮影した動画をインターネットで販売したとして、男が逮捕された。男は15年からインターネットでポルノ動画を20本販売し、2万元(約35万円)の利益を得ていた
中国・貴州省(Guizhou)では10月、中国のチャットサービス「QQ」を利用し、児童ポルノ動画を配信したグループが摘発された。画像約3000枚、動画約200本が押収され、このうち51本が未成年の動画だった。調べによると、このグループはポルノを専門に扱い、1800人のフォロワーがおり、違法に得た利益は約1万元(約17万円)だった。
いずれの事件の容疑者も厳しい処罰を受けている。(c)CNS/JCM/AFPBB News